エージェント(AIに調べさせる)
プロジェクトごとに、裏側で動く AI エージェントを持てます。エージェントは Daytona のサンドボックス(使い捨てのクラウド PC)上でヘッドレスの Claude Code を動かし、Web 検索・ファイル読み書き・(許可すれば)このアプリのデータ参照までこなして、Markdown のレポートを作成したり、チャットで往復対話したりできます。
左ナビの プロジェクト > エージェント から開きます(アナリティクス・スタジオ・オーディエンスと同じくプロジェクト単位の機能です)。
重要
この機能は Daytona と Claude(Anthropic)の外部サービスを実際に呼び出すため、利用にはあなた自身のアカウント・キーが必要で、コストが発生します(詳しくは下の「コスト」)。
できること
| 用途 | 例 |
|---|---|
| 競合・市場調査 | 競合の広告・LP、キーワードやトレンドを Web 検索でまとめる |
| 自社実績の分析・改善提案 | このアプリのデータ(MCP 連携)を参照して、実績を分析し施策を提案する |
| クリエイティブ/コピー生成 | 訴求軸・見出し・説明文のたたき台を作る |
しくみ(かんたんに)
- 1ジョブ = 1サンドボックス。実行のたびに使い捨てのクラウド PC が立ち上がり、完了・失敗・タイムアウトのいずれでも必ず破棄されます(放置による課金を防ぐため)。
- エージェント(再利用する単位) = 指示文 + コンテキスト(アプリ内ファイル)。一度作れば何度でも実行・チャットできます。
- コンテキストは「アプリ内ファイル」1種類です。画面上でファイルを作成・編集し、それを参照して調べさせます。ファイルは Mac の Finder のような画面で扱えます(フォルダの開閉、新規ファイル/フォルダの作成、名前の変更、削除、ドラッグ&ドロップでの移動)。
- GitHub 連携は、そのアプリ内ファイルの「作り方」と「書き戻し」の手段です(詳しくは GitHub連携と自動同期)。
- 取り込み(インポート) — リポジトリの現在ファイルを取り込んでアプリ内ファイルにします(テキスト中心。
node_modulesやバイナリ等は自動除外。取り込むと現在のアプリ内ファイルは置き換わります)。 - コミット&プッシュ — アプリで編集した内容を、同じブランチへコミット&プッシュします。
- push で自動同期 — リポジトリへ push が入るたび、作業ディレクトリを自動で最新化します(トグル ON だけで Webhook を自動登録)。
- 取り込み(インポート) — リポジトリの現在ファイルを取り込んでアプリ内ファイルにします(テキスト中心。
- 自社データ参照は、このアプリ内蔵の MCP 連携(参照のみ)を通じて行います。
準備:APIキーの設定
アカウント連携 画面の「エージェント」セクションで、キーを設定します(ユーザー単位・全プロジェクト共有・暗号化保存され、画面には末尾4桁しか表示されません)。
| キー | 必須 | 用途 |
|---|---|---|
| Claude 認証 | 必須(下の2方式のどちらか) | サンドボックス内の Claude Code の認証 |
| GitHub PAT | 任意 | GitHub 連携を使う場合。各エージェントの「GitHub 連携」パネルでリポジトリごとに設定します(この画面ではなく)。取り込みのみ=Contents: Read、コミット&プッシュ=Contents: Read and Write(公開リポジトリの取り込みのみなら不要) |
Claude の認証は2方式(どちらか一方)
ヒント
サブスク(Pro/Max)に加入しているなら、OAuth トークン方式がおすすめです。Claude の推論に従量課金が発生しません(サブスクの枠を使います)。
方式A:Claude サブスク OAuth トークン(従量課金なし・推奨)
-
手元の PC(Claude Code をインストール済み)で次を実行します。
claude setup-token -
ブラウザで Pro/Max 契約中の Claude アカウントにログインすると、ターミナルに長期トークン(
sk-ant-oat...・有効期間 約1年)が表示されます。 -
これを「Claude サブスク OAuth トークン」欄に貼り付けます。
方式B:Anthropic API キー(従量課金)
sk-ant-...を「Anthropic API キー」欄に貼り付けます。使った分だけこの API キーに課金されます。
注意
両方を設定した場合は OAuth トークンが優先されます(従量課金は発生しません)。従量課金の API キーに戻したいときは、OAuth トークンを削除してください。
Daytona キーについて
サンドボックス(クラウド PC)を動かす Daytona の API キーは、アプリ運用側の環境変数(DAYTONA_API_KEY)で設定済みです。この画面での入力は不要です。サンドボックスからの外向き通信(Web 検索・GitHub・npm・Claude API)が許可されている必要があります。
使い方の流れ
プロジェクト > エージェントを開き、エージェントを作成します。- 「設定」タブで名前・説明・モデルを調整します(指示文は既定値が自動で使われます)。
- **コンテキスト(アプリ内ファイル)**を用意します(画面で編集するか、GitHub リポジトリから取り込み)。
- 使い方は2通り。
- チャット — その場で往復対話。1チャット=1サンドボックスを保ったまま会話を継続します(文脈を維持)。
- 定期自動実行(スケジュール) — 設定した間隔・時刻でレポート実行がバックグラウンドで走り、完了後に Markdown レポートが履歴に残ります。
ヒント
レポート実行はバックグラウンドで走り切り、結果は履歴タブに残ります。少し時間のかかる調べもの(数分)に向いています。すぐ相談したいときはチャットが便利です。
定期自動実行(スケジュール)
エージェント編集画面の**「スケジュール」タブで、レポート実行を時間ごと(1〜12時間間隔)/毎日/毎週(曜日)/毎月(日)+ 時刻(日本時間)**で自動化できます。
- 時間ごと(例: 3時間ごと・6時間ごと)は、有効化するとまもなく初回が実行され、以降は前回実行からの経過時間で次が実行されます(時刻指定はありません)。
- 「定期実行時の追加指示」を設定すると、毎回その指示付きで実行されます(例:「直近1週間の競合の新着キャンペーンをまとめて」)。
- 実行結果は履歴タブに「定期」バッジ付きで残ります。
- 実行は数分間隔の定期処理が起点のため、2〜3分の遅れが出ることがあります。同じエージェントの実行が進行中の場合は、その完了後に開始されます。
注意
定期実行も1回ごとにサンドボックス実行+Claude 推論のコストがかかります(OAuth トークン方式ならサブスクのレート制限を消費)。毎日実行にする場合はコスト・上限に注意してください。
イベント駆動で動かす(Webhook)
外部サービスのイベント(フォーム送信・CI 完了・他システムの通知など)でエージェントを起動できます。
- エージェント編集画面の**「設定」タブにある「イベント駆動起動(Webhook)」で有効化すると、専用のURL**が発行されます。
- そのURLに POST すると、送られてきた本文がそのままイベントとしてエージェントに渡り、実行結果は履歴タブに残ります(応答は即返しの受理のみで、結果は同期的には返りません)。
- 本文は「処理対象のデータ」として扱われ、そこに書かれた指示には従いません(プロンプトインジェクション対策)。エージェントの動作は、コンテキストの CLAUDE.md 等に「このイベントが来たらどう処理するか」を書いて定義してください。
注意
発行されるURLはそれを知っている人なら誰でもこのエージェントを起動できる鍵です。URLは秘密に保ち、漏れたときは「URLを再発行」で無効化してください。受信のたびにサンドボックス実行+Claude 推論のコストがかかります。
コスト
- Daytona の実行時間は、認証方式に関わらず別途かかります(サンドボックスが動いた時間ぶん)。
- Claude の推論コストは認証方式で変わります。
- OAuth トークン方式 — サブスク定額に含まれ、従量課金なし。
- API キー方式 — 使ったトークンぶんの従量課金。
注意
OAuth トークン方式は、サブスクの**利用上限(5時間ごと・週次のレート制限)**を消費します。ジョブを一度にたくさん走らせると上限に達し、途中で失敗・中断することがあります。
安全のしくみ
- 使い捨て&自動破棄 — サンドボックスは実行後に必ず破棄されます(タイムアウトは1ジョブ15分/チャット1ターン12分。取りこぼしも自動停止で保険)。
- キーは暗号化保存・非公開 — Claude / GitHub のキーは暗号化して保存し、サンドボックスへは環境変数として渡します。画面には再表示されません(Daytona キーはアプリ運用側の環境変数で管理)。
- 取得内容は「指示」ではなく「データ」 — Web やファイル、ツールで取得した内容に紛れ込んだ指示には従わないよう、プロンプトで固定しています(プロンプトインジェクション対策)。
- 自分のデータだけ — 自社データ参照は MCP の参照ツール経由で、あなたのアカウントのデータに限られます。
重要
OAuth トークンは自動更新されません。約1年で失効するため、失効したら claude setup-token で作り直して入れ直してください。