フォルダ入稿の仕組み

素材を「フォルダ」に束ねて入稿する、全媒体共通の入稿方式です。このページでは、入稿パネルが内部でどう動くのかを整理します。

ヒント

Google(DemandGen(YouTube))も同じフォルダ方式ですが、素材の扱いだけが異なります(ローカル動画は YouTube へ限定公開でアップロード、ライブラリは YouTube Studio のコンテンツ)。Google 固有の手順は 動画アップロード入稿 を参照してください。

作業単位は「フォルダ」

入稿の作業単位は フォルダ です。フォルダはブラウザのセッション内だけに存在する一時的な入れ物で、DB には保存されません(ページを離れると消えます)。フォルダを複数作り、それぞれに素材を入れて、まとめて送信します。

重要

1フォルダ = 独立した1入稿 です。そして1入稿が、媒体側に C キャンペーン × G 広告グループ × N 広告 の構造を作ります。フォルダを3つ作って一括送信すれば、独立した入稿が3回走る、というイメージです。

C × G × N とは

1つのフォルダを送信すると、プリセット(または上書き値)で指定した数だけ、媒体側に次の階層を作成します。

  • C(キャンペーン数) … キャンペーンを C 個作る
  • G(広告グループ数) … 各キャンペーンの下に広告グループを G 個作る
  • N(広告数) … 各広告グループの下に広告を作る

ここで注意したいのが N の数え方 です。広告は「クリエイティブ1点 = 広告1本」を基本に、各クリエイティブごとに N 本ずつ作ります。

注意

フォルダにクリエイティブが 2点 入っていて N=3 の場合、1広告グループにできる広告は 2 × 3 = 6 本 です。つまり1フォルダ全体では C × G × (クリエイティブ点数 × N) 本の広告が作られます。素材点数が N に掛かることに注意してください。

フォルダへ素材を入れる3経路

  1. 「フォルダ作成」 … 空フォルダを作り、素材を手動で追加します。最初に入れた素材のファイル名が自動でフォルダ名になります(手動で変更も可)。
  2. 「フォルダ追加」 … ローカルフォルダを丸ごと選択します。取り込むのは 第一層(直下)の画像/動画のみ で、サブフォルダは無視されます。
  3. クリエイティブライブラリから追加 … 媒体に登録済みの画像/動画を選びます。再アップロード不要で、そのまま使われます。Google では YouTube Studio のコンテンツ(アップロード済みの公開 / 限定公開動画)が一覧に出ます。

ヒント

1フォルダあたりの素材は最大 20 ファイルです。Yahoo!ディスプレイ / LINE のフォルダでは「オートリサイズ」を有効にすると、画像をソース比率に最も近い対応比率(1:1 / 1.91:1)へ自動で整えてからアップロードします(比率を厳密に判定する媒体のための機能で、多様な比率を許容する他媒体では表示されません)。動画はサムネイル(フレーム選択または画像アップロード)の設定が必須です。

プリセットの2モード

各フォルダにどの配信設定(プリセット)を適用するかは、2つのモードで切り替えます。

  • 共通モード … 上部で1つプリセットを選び、全フォルダへ一律適用します。入稿ごとの上書き欄も上部に表示されます。
  • フォルダごとモード … 入稿ボタンを押すとモーダルが開き、フォルダ単位でプリセットと上書き値を選びます。先頭フォルダから順にモーダルを送って入稿していきます。

どちらのモードでも、プリセット未選択のフォルダはフォルダの「入稿デフォルト」が API 側で解決されます。

送信の流れ

送信は、フォルダを 1つずつ順番に(並列ではなく順次)、入稿 API へ POST します。各フォルダの送信で内部的に次が起きます。

  1. 素材を Base64 化し、媒体へアップロードして mediaId を取得(ライブラリ素材はアップロード済みなのでそのまま合流)。
  2. プリセット設定から C × G × N のキャンペーン構造を作成。
  3. 結果を ad_submissions / ad_groups / ad_creatives に保存し、フォルダごとに結果ツリーを表示。

重要

処理は キャンペーン単位で「全か無か」 です。1つのキャンペーンを組み立てる途中で、広告グループ・ターゲティング・広告のいずれかが失敗すると、そのキャンペーンを媒体側から削除(ロールバック) し、エラーメッセージを表示します。中途半端な状態のキャンペーンは残りません。結果ツリーで、どのキャンペーンが取り消されたか・失敗理由を確認できます。

注意

1フォルダで複数キャンペーン(C ≥ 2)を作る場合、ロールバックは失敗したキャンペーンだけが対象です。先に正常完了した他のキャンペーンは残ります(取り消したいときは媒体側で削除してください)。なお、ロールバックの削除自体に失敗した場合は、手動削除が必要な旨とキャンペーンID をエラーに含めて表示します。

命名について

キャンペーン・広告グループ・広告の名前は、プリセットの命名テンプレートから生成されます。テンプレート内の {folder-name} にはフォルダ名が入り、{video-name}(素材名)などのトークンも展開されます。フォルダ名が未指定のときは「素材名 → プロジェクト名」の順でフォールバックします。さらに階層の連番(キャンペーン/広告グループ/広告のインデックス)が自動で付与され、各エンティティを区別できるようにします。

よくある注意点

  • 空フォルダはスキップ されます。素材が1つも入っていないフォルダは送信対象外です。
  • フォルダは セッション内のみ。送信が終わっても再読み込みすると消えるので、結果は結果ツリー/ジョブ画面で確認してください。
  • 動画はサムネイル必須。未設定だと送信前バリデーションで止まります。