自動運用ルール

媒体フォルダ単位で、指標の条件に合致したキャンペーン・広告グループ・広告へ、定期的に自動で操作を適用するルールを作れます。

ルールの構成要素

  • 対象階層 — キャンペーン / 広告グループ / 広告のどれを操作するか。
  • フィルタ — 対象を絞り込む条件。
  • スケジュール — いつ・どの頻度で評価するか。
  • 集計期間 — どの期間の指標で判定するか。
  • 条件 — どの指標がどの値ならマッチとするか。
  • 操作 — 停止 / 開始 / 複製 / 削除 / 予算増加 など。

使い方

  1. 媒体フォルダ概要の「自動運用ルール」パネルを開きます。
  2. 「+新規ルール」で対象・条件・操作を設定します。
  3. ドライラン(マッチ判定とログのみ・実操作なし)で挙動を確認してから有効化します。
  4. 定期実行で評価され、結果は実行履歴で確認できます。

注意

自動運用は操作(配信オン/オフなど)に対応した媒体でのみ表示・実行されます(現状 Yahoo!ディスプレイ)。まずは ドライラン で意図どおりに対象が選ばれるか確認してから、有効化するのが安全です。

ドライランとは

ドライランは、ルールを実際の媒体へ反映せずに「もし実行したらどうなるか」だけを確認するための仕組みです。集計期間の解決 → 指標の取得 → 条件判定 → 操作内容の算出までは本番とまったく同じように動き、最後の媒体への書き込みだけをスキップします。

そのため、次の2点を本番と同じロジックで安全に検証できます。

  • どの対象がマッチするか(マッチ件数・対象名)
  • 各対象がどう変化するはずか(操作後の予定値 = 後述の before → after)

重要

ドライランで媒体のキャンペーン・広告グループ・広告が変更されることは一切ありません。配信状態・予算・目標CPA はそのまま保たれます。

ドライランの2つの使い方

ドライランには、用途の異なる2つの入口があります。

① ドライラン欄(チェックボックス)② 「今すぐドライラン」ボタン
場所ルール編集モーダルの基本設定ルール編集モーダルの左下
タイミングスケジュールに沿って繰り返し評価スケジュールを無視してその場で1回
媒体への書き込みしないしない
実行履歴への記録残る(「(ドライラン)」表記)残らない(その場で結果表示のみ)
主な用途しばらく観察モードで運用しつつ挙動を蓄積設定直後に対象選びを即チェック

① ドライラン欄(チェックボックス)

ルール編集の基本設定にある 「ドライラン(実行しない)」 にチェックを入れると、そのルールは観察モードになります。

  • スケジュール(評価頻度)に従って通常どおり評価されますが、マッチしても媒体は変更しません
  • 評価のたびに結果が 実行履歴に記録され、ステータスの後ろに (ドライラン) が付きます。
  • ルール一覧では、ルール名の横に琥珀色の 「ドライラン」バッジが表示されます。

「有効」とは独立した設定です。実際に媒体へ反映するには、「ドライラン」のチェックを外したうえで「有効」にする必要があります。

ヒント

新しいルールはまず 「有効」+「ドライラン」両方オンで数回スケジュールを回し、履歴のマッチ件数・対象が想定どおりか確認してから、ドライランを外すのがおすすめです。

②「今すぐドライラン」ボタン

ルール編集モーダル左下の **「今すぐドライラン」**は、スケジュールを待たずにその場で1回だけ評価します。

  • 設定を変えながら対象の絞り込みを素早く試すのに向いています。
  • 結果はモーダル内に 「何の・どの部分が・どう変わるか」を1件ずつ詳細表示します。具体的には、上部に全体サマリ(ステータス/マッチ件数/予定している階層・操作)が出て、その下に対象ごとのカードが並びます。各カードには次が表示されます。
    • 対象の 名前階層(キャンペーン/広告グループ/広告)・外部ID
    • 変わる部分のラベル(配信状態/日予算/目標CPA など)と before → after の値
    • 算出できた対象は 「変更予定」、できなかった対象は 「スキップ」+理由
  • マッチ0件のときは「変更されるものはありません」と表示されます。
  • このボタンの結果は実行履歴には残りません(その場確認用)。
  • 保存前(新規作成中)でも実行できます。モーダルに入力中の現在の設定内容がそのまま評価対象になるため、保存 → 再度開くという往復なしに、条件やフィルタを変えながら繰り返し試せます(保存済みルールを編集中の場合も、未保存の編集内容で評価します)。
  • 構造取得と指標レポートのため、結果が出るまで数十秒かかる場合があります。

ドライラン結果の読み方

ドライランでも、各対象について「実行されるはずの変化」を before → after として算出します。操作ごとの after の意味は次のとおりです。

操作before(現在値)after(ドライラン時の予定値)
停止 / 開始現在の配信状態paused / active
予算増加現在の予算計算後の予算(上限キャップ適用後)
目標CPA変更現在の目標CPA計算後の目標CPA
複製対象名(複製予定)
削除現在の配信状態removed

ステータスは次の意味です。

  • noop — 条件に合う対象がなかった(マッチ0件)。
  • success — マッチした全対象の操作算出が成功(ドライランでは書き込みは行わない)。
  • partial / error — 一部 / 全部の対象で算出に失敗(例: 予算増加で元予算が取得できず計算できない等)。失敗理由は履歴の対象名の後ろに表示されます。

注意

予算を「○倍」「○円加算」で増やす設定は、元の予算が取得できないと計算できず失敗扱いになります。ドライランの結果で 元予算が取得できず… のような理由が出た場合は、固定値(set)指定への変更などを検討してください。